揚水発電利用率わずか3%、中小水力稼動増加、再生エネ再開・・・意味がさっぱり分からない

Tornado of Blue Energy

(Photo by blueforce4116)



揚水関係の報道の情報量が少なくて書きかけてボツにしてた揚水ネタ、

加筆してはボツにしてたけど、なんだかんだボリューム増えたし公開(^^;)


また、再生エネ関係不穏なんだけど?

その後の、中小水力優遇ニュースで、一瞬ピクッ!


更にその後の、小水力発電・・・相次ぎ稼動(大手電力会社)ニュースで、ピク、ピクッ!


更に、再生エネ買い取り再開 電力5社検討⇒制度見直しが条件とのニュース・・・


で、さすがに何じゃコリャ?



ちょっと整理してみるか・・・




揚水発電⇒ せっかくのバッテリー(蓄電)機能が死んでる

揚水発電利用率わずか3% 経産省「再生エネ蓄電に活用を」(47NEWS)(2014/11/01)

九州電力など5社が再生可能エネルギーの新規受け入れを中断している問題で、

標高が高い場所に水をくみ上げることで、余った電気を実質的にためることができる

「揚水発電所」の 昨年度の設備利用率は3%にとどまり、

余った再生エネを蓄電する受け皿としてはほとんど活用されていない

ことが、経済産業省の集計で1日、分かった。


経産省は、最大限活用すれば国内で急増する再生エネの受け入れ可能量が増える

とみており、 各電力に試算の提出を求める。


集計によると、

13年度の設備利用率は約3%。

10~12年度も3%台で、欧米の10%台と比べて低い。



揚水発電は、発電不安定なタイプの「再生エネルギー」のいわゆるバッテリーとして機能するワケで、3%ってのがどういう使われ方してどうなの?って意味がハッキリ分からないとなんとも言えないけど、政府が発表しているんだから、「使い方が甘い」のは間違いないのよね、きっと?
本当は、発電所の建設期間やコスト、立地条件(建設可能のパイ)とか、他の発電所と同等の情報を知りたかったけど、研究的なデータっぽいのしか出てこなくて、調べても何だか良く分からなかったんだよね?
そうなのよ! そもそもどれ位の規模のがどれ位あって、それが分かってパーセントの意味がきちんと理解出来るのよね? 
設備利用率3%。 設備ちょぼちょぼな上に、ほとんど使ってないって状態なのか、物凄い税金投入してるのに、超ムダにしてるのか?とか・・・ さっぱり分からないね?
うまく使えてないのは、根本的には、送電線の問題が大きいのかしらね? なんでこんな大事なネタ、継続報道されないのかしらね?
何となく、諸々を一掃する前に、「溜める能力」が寝かされてるコトを今アピールするのは得策では無い・・・ってな裏事情とかがあるんじゃないかとか考えちゃうね?



そして、揚水発電の低稼働率はフォーカスされることなく・・・

気付けば、更なる別路線の優遇報道。

地熱に加え ⇒ 中小水力発電も「買取価格」優遇

10月に、地熱転換ってなニュースがあって、色々な疑問を記事にしたわよね? ⇒政府エネルギー施策方針転換「再生エネルギー縮小⇒地熱発電優先」⇒ちょっと調べたけど不安 (UP: 2014/10/14)
さらに上乗せだよね? どうなってるんだろう?

再生エネ買い取り、地熱と中小水力など優遇(日経)(2014/11/6)

経済産業省は5日の新エネルギー小委員会で、発電出力が安定する地熱や中小水力発電などの再生可能エネルギーを買い取り価格などで優遇し、普及を後押しする方針を明らかにした。


太陽光に偏重する現在の比率を是正し、よりバランスの良い電源構成を目指す。


太陽光は発電量が天候に左右される。地熱や中小水力などは安定的に発電できる一方、開発に時間がかかる。経産省によると、政府が認定した設備のうち96%を太陽光が占め、地熱などは普及が進んでいない


現在の買い取り価格も、

太陽光(10キロワット以上)が32円なのに対し、

地熱(1万5千キロワット以上)が26円、

水力(1千キロワット以上3万キロワット未満)は24円で、

太陽光が割高とされる。


買い取り価格は調達価格等算定委員会が決める。経産省は「今後は導入量も考慮した価格算定のあり方について検討すべきだ」とし、太陽光を下げ、導入の進んでいない地熱などの価格に配慮するよう求める方針だ。


現行制度では、買い取り価格が決まった後も太陽光パネルなどの価格が下がるまで事業者が発電を始めず、不当な利益を得るケースも問題になっており、経産省は対策を進める。


経産省は小委員会で、長期にわたり発電しない事業者への対策に乗り出す考えも示した。有識者の議論を踏まえた上で、年内をめどに制度を見直す方針だ。


そもそも何でもかんでも、買取保証ってのが意味わかんないわ
どうせ、「原発」稼動出来たら、余った電気を買ってくれなくなるんだよね? 作るか、ボケ!ってなコトを防ぐためなのかな?
くうちゃん、ちょっと過激~(^^;)



そして、

大手電力が相次ぎ「小水力発電」を稼働

大手電力が相次ぎ「小水力発電」を稼働、再生エネ拡大の切り札に(産経)(2014/11/22)

東京電力や関西電力など大手電力が、出力1千キロワット未満の規模の小さな「小水力発電」を相次ぎ稼働させている。

新規のダム建設には大きな環境負荷がかかるが、小水力は既存ダムの放流水などを活用して再生可能エネルギーの拡大につなげられる。政府も再生エネの固定価格買い取り制度の見直しで、常時一定の出力が得られる小水力を価格面で優遇する方向で検討。官民あげて小水力の積極活用に動きだした


小水力は、河川の環境維持のために既存のダムから放流している水などを活用して発電する。ダム下流の水量が減ると生態系などに影響を与えるため、ダムは一定量を河川に放水している。このほか工業用水など既存設備を使うため、投資金額が比較的少ない。出力は大規模な水力発電に比べて数百分の1程度にすぎないが、建設にあたっての環境負荷は小さい。

東電子会社の東京発電(東京都台東区)は今春、さいたま市水道局(埼玉県)の設備を活用した小水力発電所2基(合計出力127キロワット)の運転を開始した。各家庭に配水するため一時的に貯水している設備に水車を設置し発電する。


発電した電力は固定価格買い取り制度を活用して東電などに売電。発電量は合計で年約90万キロワット時と、一般家庭約270世帯の電力をまかなえる。


また、関電は富山県黒部市で既存ダムの放流水を活用した「出し平発電所」(出力540キロワット)を建設しており、平成27年12月の完成を予定する。


このほか、北陸電力は富山県朝日町でダムの放流水を活用した「北又ダム発電所」(出力130キロワット)の営業運転を今月14日から開始した。


電源開発(Jパワー)は福井県大野市でダムに流れ込む水路を活用する「このき谷発電所」(出力199キロワット)を建設中だ。28年5月の運転開始を目指している。


折角の揚水発電はそのまま捨てて、「蓄電不要」の小水力とかの「再生エネ」拡充に走るのかなぁ? たくさん作ったら、なんだかんだで、チリツモだよね? 
結局、同期発電に依存した発電構造の根本課題がある上に、送電線の問題とかのもろもろの面倒くさい課題が、発電量不安定系の再生エネルギー(特に太陽光)にあるから、リセットしたいのかしらね? 技術的、経営的、政治的・・・問題だらけにしか見えないわよね?
発電コスト的には、風力と同じ位で、火力よりは安いから、原発や石炭・LNG・地熱には及ばないけど、コスト改善には繋がりそうだしね? 建設費の初期コストも安そうだし。
発電コストを一応あげておくわ(コスト等検証委員会報告書(平成23年12月19日)の「主な電源の発電コスト(2030 年モデルプラント)」)からの情報ね。

石油火力 ⇒ 38.9円~41.9円

原子力、石炭火力、LNG火力、地熱 ⇒ 8.9円11.6円

小水力 ⇒ 19.1円~22円

ガスコジェネ ⇒ 11.5円~12円

バイオマス ⇒ 17.4円~32.2円

風力 ⇒ 8.8円~17.3円

太陽光(住宅) ⇒ 9.9円~20円


電力会社として見れば、コスト改善の為には、「原発」稼動したいワケよね。リスクや廃炉費用とかを見なければ、「原発」が一番お手軽よね? 円安進んでるけど、産出国の燃料価格とのバランスがあって結局最終的な価格が国内でどうなるか分かんないから、あくまで当時の積算データとして見てね!



気になるのは・・・

各種発電所稼動までの期間

このタイミングで、一気に小水力の稼動が増えたのがちょっと不思議よね?

コスト等検証委員会報告書(平成23年12月19日)より)

発電所種別 計画~稼働の期間
原子力 20年程度
石炭火力 10年程度
LNG火力 10年程度
一般水力 5年程度
小水力 (※1) 2~3年程度
地熱 9~13年程度
陸上風力 4~5年程度
洋上風力
バイオマス(木質専焼) 3~4年程度
バイオマス(木質混焼) 1年半程度
石油火力 10年程度
太陽光住宅(住宅用) 2~3ヶ月程度
太陽光(メガソーラー) 1年前後
ガスコジェネ 約1年
石油コジェネ 約 10 ヶ月
燃料電池 約2週間


※1 小水力発電: 流量調査から必要な「新規設置」なのか、そのデータは既にあり使用可能なのか、地元地権者との交渉の要・不要及びそれに係る期間、環境調査の要・不要など、色々な要素があり一概には言えない点に留意。


一概には言えないけどって注釈もあるけど、基本計画から稼動まで2~3年かかるんだもんね?
「買取停止」の根本原因を考えると、タイミングがおかしいわ。 なにかが、鬩ぎ合って、蠢いているのね、きっと。 




そして・・・

再生エネ買い取り再開 電力5社検討、制度見直し条件


再生エネ買い取り再開 電力5社検討、制度見直し条件(Business Journal? )(2014/11/24)

大手電力5社が、停止している再生可能エネルギーの買い取り手続きの再開に向けて検討を始めたことが23日、分かった。


認定を受けても発電開始を長期間棚上げしている太陽光事業者を排除するなどの制度が整うのが条件で、九州電力が早ければ年内にも再開する見通しだ。


再生エネの固定買い取り制度をめぐっては、買い取り価格が高い太陽光の導入が急増。天候次第で出力が変動する太陽光発電設備が増えすぎ、電気の品質を保てずに停電が起きる恐れがあるため、大手電力の間で新規受け入れを中断する動きが続いている。


このため、経産省は買い取り決定後も長期間稼働していない再生エネ設備の認定を取り消したり、大手電力が太陽光事業者の発電量をより制限しやすくしたりするなどの対策を検討

大手電力の負担を和らげたい考えだ。


九電は9月下旬から、政府の認定を受けた5万件超の再生エネ発電設備に対する買い取り手続きを保留。北海道、東北、四国、沖縄の4電力も同様の措置を取っている。


結局、何が改善して買取再開出来る見込みなのか、良く分からないのよね~
そもそもが、同期発電のバランスを崩さない「買電容量」を越えたから、それ以上の申し込みを停止してたんだもんね?
蓄電機能の「揚水発電」をがっつり使うとかでも無ければ、「現在保留中の申し込みは全てキャンセル」、もしくは、現在「買電中」の会社からの買取を制限して、新規を申し訳程度に受け入れるって方法しかないわよね? そもそも、現在の「買電中」のパイそのものが物凄く小さいんだから、あまり意味ないわよね?具体的にはどうするつもりなのかしらね? 
この記事「東北電力~再生エネルギー買取中断の理由は? 経営的?技術的?」で書いてた話だよね? それを考えると、不思議だよね?
そうなのよ~、意味が分からないのよ~ 誰かに教えて欲しいわ~


~おわり~



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Tracked: 2014-12-01 06:24